2010-01-01から1年間の記事一覧

Edible Woman / Spare me/Calf

Edible Woman - Your Slower Speed 2004年にPsychoticaから発売されたイタリアのポストハードコアバンドEdible Womanの1st。 狂った動悸の様に繰り出されるドラミング、マス目の様に掻き鳴らされるギター、重くのた打ち回るベースライン、切り裂く様なヴォー…

The Top 10 CDs of the 2010

うーん、そっかー…2010年!って言うか…そっかー、2010年…そっかぁ〜2010年だったよね…って言うかやっぱそっかー…2010年…と言うと、アレだよね〜…そっかー…マイケル・ジャクソンが…亡くなっ…た…?あーそうそう!2010年と言うと、やっぱ、アレだよね!えっと……

Skeleton Key

Skeleton Key / Scratch 94年から活動しているニューヨークのノイズ/ハードコアバンド。 John Lurieのバックバンドとしてお馴染みのジャズバンド、The Lounge Lizardsにも参加していたErik Sankoを中心に結成。 The Melvinsとの共同楽曲や、00年のEnonの1st…

Corm

Corm / Architecture 元Q and not UのJohn Davisがギタリストで参加していたDCパンクバンド。 活動時期は1990〜1997年。 初期Fugaziを彷彿とさせる硬質でストイックなストレートエッジスタイル。そこにQ and not Uの原型ともとれる荒削りなダンスパンクのリ…

若い女性の眼球を剃刀が切り裂き、中から銀色の水晶が溢れて来る。3歳の時その悪夢を見た瞬間にヒトミは完全に失明した。 聴覚は健常者に比べ発達し、更に自分に必要な音のみを聞き分ける能力も身に付けた。例えば雑音や生活音から、人の話し声や息遣いのみ…

Shipping News "The Delicate"

新曲に加え、前作「Flies the Fields」の既発曲も入り混じったライヴ録音のアルバム。Touch and Goの縮小に伴い、傘下にある元々所属していたQuarterstickも休止状態になったため、Karate Body、African Tapeから発売されたのだと思われます。 ムスタングの…

Enon / Daughter in the House of Fools アルバム「Hocus Pocus」より Enon(エノン)はニューヨークを拠点に活動を続けるインディーポップバンドです。 バンドの中心人物であるJohn Schmersalは元々オハイオ州デイトンのBrainiacと言うハードコアバンドに参…

Brainiac / Indian Poker, Pt. 3 & Pussyfootin' アルバム「Hissing Prigs in Static Couture」より Brainiacは90年代半ばに活動していたUSインディーズバンド。 00年代に流行したポストパンク/ニューウェーヴ・リバイバルを先取りした様な、ファンキーでノ…

Sebadoh-Soul and Fire 前作「Smash Your Head on the Punk Rock」に比べ統制も取れ、Sebadohのオリジナリティが音楽と直結し始めたアルバムです。 このアルバムからShellacのメンバーでもあるBob Westonがプロデューサーとしてしばらく参加します。 彼をプ…

Folk Implosion / Slap Me 1stアルバム「Take a Look Inside」より Dinosaur Jr.を脱退し、Sebadohを中心に活動していたLou Barlowと、同郷のマサチューセッツ州、ケンブリッジを中心に活動していたソングライターJohn Davisのデュオバンドとして結成。 きっ…

Sebadoh - Pink Moon (Nick Drake cover) 92年にイギリスの20/20から発売された「Rockin' The Forest」と「Sebadoh Vs Helmet」の2枚から編集されたコンピ。ここら辺のアルバムは曲が被っていてどれを買うべきか迷う所ですが、「Smash Your Head on the Pun…

Sentridoh / Original Losing Losers, 1982-1991

Louの宅録音源の編集盤。Louがワンパーソン的な作品を発表する時はSentridoh名義が良く使われます。 初期Sebadohの「The Freed Weed」と同じく、デモ集並みにローファイでアマチュアライクなアルバム。 #1 Commercialの怪物の様なうめき声の不気味なイントロ…

UzedaUzeda / Higher Than Me

80年代後半から活動しているイタリアのバンド。 Touch And Goに在籍していて、初期からSteve Albiniをエンジニアに迎えた作品が殆どで相性は抜群。 激しい動悸の様に刻まれるリズム、尋常とは思えない程重くうねる演奏、力強く張り裂ける様なGiovanna Caccio…

Bluetip

Bluetip / Persistent 元々Jade Treeレーベルなどで活動していたハードコアバンドSwizに在籍していたメンバーにより95年に結成されたDCパンクバンド。 初期はガレージパンクとFugaziっぽい雰囲気が混ざったDischord的な音楽、00年代に入ってAt The Drive-I…

The Top 10 Albums of the 2000s

何故今なのか…この時期に00年代のTOP10アルバムを決める! むしろ、後半発売されたアルバムの聴き込み度を考えれば、今くらいがちょうどベストなのかも知れないと言う、微妙に理由が繕えそうでもある生ぬるい状態! 取り合えず、客観的要素を出来うる限りに…

Dinosaur Jr. / You're Living All Over Me

Dinosaur Jr.の出世作とも言える2ndアルバム。 ドラムの音が転がり落ちてイントロに入った瞬間、ロケットがぶっ飛ぶ様なギターノイズとシャウト。そしてローテンションなJの歌声が虚ろに響く#1 Little Fury Things。ざらざらとしたポップで心地良い一曲。バ…

Tera Melos "Frozen Zoo" 圧倒的なリズムの応酬に、めくるめく怒涛の展開の移り変わりは相変わらず凄い。 静かで囁く様なイントロの#1 So Occultから、#2 Kellyで一気に炸裂するノイズとパーカッションの嵐、そしてピロピロギターの画一的なリズムで畳み掛け…

1st「The Freed Man」と2nd「Weed Forestin」を一枚に纏めたコンピレーション。 初期Folk Implosion以上にデモ音源をかき集めた様な、ロウファイでジャンクでアマチュアライクな作り。 Dinosaur Jr.の頃は狂った様なシャウト担当のLouでしたが、それが信じら…

10.The Sea and Cake / For Minor Sky 「The Biz」 9.Slint / Good Morning Captain「Spiderland」 8.Lisa Germano / Cry Wolf「Geek the Girl」 7.Unwound / For Your Entertainment 「Repetition」 6.Cap'n Jazz / Oh Miessy Life「Analphabetapolothology」 5.The…

20.Ride / Dreams Burn Down 「Nowhere」 19.The Breeders / When I Was a Painter 「Pod」 18.Fugazi / Caustic Acrostic 「End Hits」 17.The Dismemberment Plan / You Are Invited 「Emergency & I」 16.Girls Against Boys / Kill the Sexplayer 「Cruise You…

40.Ganger / Capo 「Hammock Style」 39.Brainiac / Hot Seat Can't Sit Down 「Hissing Prigs in Static Couture」 38.Mouse on mars / twift shoeblade 「Autoditacker」 37.The Jesus Lizard / Gladiator「Liar」 36.Superchunk / Watery Hands「Indoor Living」 35…

50.The Frames / Star Star ** 「Dance The Devil」 49.Shipping News / Steerage 「Save everything」 48.The Sea and Cake / Alone for the Moment 「Nassau」 47.Folk Implosion / Palm of My Hand 「Folk Implosion [EP]」 46.The Spinanes / Lines And Lines 「S…

今更ですが、65曲と言う中途半端な曲数で1990年代の私的ベストトラックを紹介していきます! 一気に載せるとかさばるので、10曲前後ずつ紹介していく形で進めようと思います。 順位はそこまで熟考したわけではありませんし、大好きなミュージシャンの場合数…

90-02年の間に活動していたノイズ/ポストハードコアのトリオバンド、UnwoundのFor Your Entertainmentをご紹介! 収録されているアルバムは「Repetition」。個人的にUnwoundではこのアルバムか、ラストアルバム「Leaves Turn Inside You」が最高傑作だと思い…

Versus / On the Ones and Threes

Invincible Hero - Versus Baluyut三兄弟が勢揃いしたVersus10年振りの新作。 基本的な作りは前作までと変わらず。牧歌的なドラムのリズムに男女混合ヴォーカル。ここを地味と感じるかどうかがこのバンドの評価の分かれ目。 Galaxie 500の様なフォーキーでノ…

Liz Phairの一番の魅力と言うと、やっぱりこの低く気だるくタバコの煙をくゆらせた様なヴォーカル。 初期の頃はそこに湿っぽいメロディにローファイさが加わって、センセーショナルで赤裸々な歌詞が付く感じでした。 メジャーデビューして路線変更してからの…

Cloister 「Sonora Pine II」から 元RodanのTara Jane O'NeilとKevin Coultas、元June of 44でLungfishのベーシストSean Meadowsに、今ではフリーフォークシンガーで評価を得ているSamara Lubelskiがバイオリン奏者として参加していたバンドです。 同じくRod…

June of 44[音楽][Touch And Go][June of 44][Doug Scharin][Rodan][バンド紹介]

Of Information & Belief アルバム「Four Great Points」より June of 44は90年代に活動していたマスロック、ポストハードコアのバンドです。Rodanの元メンバーだったJeff Muellerに、後にHiMなどUSインディーの重要人物になるDoug Scharin、HooverのFrederi…

カランカランと蹴り飛ばした空き缶が鳴り響く。こんなの、やめた方がいい。近所迷惑じゃん! 今寝息を立て始めたばかりの赤ちゃんが泣きだすかもよ。どっこいテスト勉強してる学生ちゃんの妨げになるかもね。がんじがらめで、強迫観念の塊! 喉が痛い、一週…

Rodan

Tooth-Fairy Retribution Manifesty アルバム「Rusty」より 陰鬱で耽美な雰囲気に、ジャンキーで引き裂く様なシャウト、クラシックの様な緩やかで荘厳な曲に、激しい変拍子のハードコアと、一枚六曲のアルバムに混沌なまでの要素が詰め込まれています。 90年…