Sebadoh - Pink Moon (Nick Drake cover)

92年にイギリスの20/20から発売された「Rockin' The Forest」と「Sebadoh Vs Helmet」の2枚から編集されたコンピ。ここら辺のアルバムは曲が被っていてどれを買うべきか迷う所ですが、「Smash Your Head on the Punk Rock」と「III」の2枚組リイシュー買っとけば問題ないです。
このアルバムでHomestedからSub Popに移籍、Bob Fayがメインメンバーとしてクレジットされています。
全Sebadoh中最もハードコアで混沌としたアルバム。Dinosaur Jr.の「Bug」の雰囲気を彷彿とさせます。
#1 Crisis、Ericの引き攣る様な音作りに、Louの気の触れた様なシャウトがめちゃくちゃハードコアで荒削りな一曲。
#2 Brand New LoveのセルフカバーはLouの切ない歌声が響き渡る、ハードコアでメロディアスな名曲です。
#7 Everybody's Been Burnedはバーズの名曲をカヴァー。かなりサイケデリックなアレンジです。
#11 Pink Moonはニック・ドレイクの名曲をカヴァー。原曲とは程遠いですが、パンキッシュでアルバムの雰囲気に沿ったアレンジです。
ライブ音源の様なこもった劣悪な音質に、無理矢理なフェードアウト、投げやりに近いLouのシャウトと、 Sebadohの他の作品と比べてもかなり乱暴なアルバムですが、これはこれで楽しめます。
Lou、Eric、Jason、Bobの四人が作曲に参加した唯一のアルバムで、それぞれの拮抗した感性のぶつかり合いを感じる作品です。
Smash Your Head On The Punk Ro

Smash Your Head On The Punk Ro