Versus / On the Ones and Threes

Invincible Hero - Versus

Baluyut三兄弟が勢揃いしたVersus10年振りの新作。
基本的な作りは前作までと変わらず。牧歌的なドラムのリズムに男女混合ヴォーカル。ここを地味と感じるかどうかがこのバンドの評価の分かれ目。
Galaxie 500の様なフォーキーでノスタルジックなギターのイントロから、一転して激しいリズムのロックへと展開する#1 Invincible Hero。
そこからスロウコア色の強い#2 Nu Skin。
水中を流れる様なメロディとFontaine Toupsの女性ヴォーカルが爽やかな#3 Into Blue。
ヴァイオリンの音色に緩やかなリズムでバロック風の雰囲気の#4 Gone to Earth。
Guided by VoicesPixiesの様に90年代USインディーズのベテランな空気を醸しつつ、スロウコア、バロックギターポップ、シューゲっぽい曲もあったりと、00年代のジャンルレスな部分も感じ取れます。

国内盤だと対訳とライナーとかなり良いボートラが2曲付いてくるのでそちらがお薦め。
★★★★☆

On the Ones & Threes

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