びーぷびーぷの選ぶ2014年 best disc 10

10.Perfect Pussy / Say Yes to Love
NYの女性Vo.ノイズパンクバンド1stアルバム。
ローファイでメロディアスでガレージでハイテンション!Melt Banana的要素も感じる。
https://youtu.be/_R4YuekVuNY

9.Mashrooms / Balena
イタリアのエクスペリメンタル/ポストロック/ポストハードコアバンドの1stアルバム。
冒頭のシラクーサ紹介の日本語の曲もあったり、少し変わった雰囲気のバンド。ダグ・シャリンのHIMに通ずるセンスを感じる。
プロデューサーはイタリアのアルビニことDavid Lenci。
https://youtu.be/3MYH-h6M_tg

8.Empire! Empire! (I Was a Lonely Estate) / You Will Eventually Be Forgotten
ミシガンのエモリヴァイバルバンド2ndアルバム。
1stより更にシンプルでVo.に重点を置いた演奏。
アルバムアートワークからも感じ取れる切なく哀愁に満ちたエモ。
https://youtu.be/H4TeZKnZ-vA

7.Valina / Container
オーストリアの変則ポストハードコアバンドのアルバム。
前作に引き続きアルビニ録音。
アヴァンギャルドで爆音かつ軽快ながらもソリッド、と言うカオスな状態にも関わらず破綻しない安定の完成度を誇るアルビニ×ヨーロッパポストハードコア勢。
https://trostrecords.bandcamp.com/track/opium-days-2

6.Thom Bowden / Searching The Brittle Light
ロンドンのオルタナブルースロックバンドの1stアルバム。
Vo.の切なくも衝動的な歌声が良い。アルビニ録音の骨太な音質にもベストマッチング。今後も期待できるバンドです。
https://thombowden.bandcamp.com/track/so-so-long

5.You Blew It! / Keep Doing What You're Doing
フロリダのエモリヴァイバルバンド2ndアルバム。
力強くも瑞々しさと切なさ全開のエモメロディック!1stに負けず劣らずの名盤。
https://youtu.be/giJzv-mubEc

4.We Insist! / We Insist!
フランスのマスロック/ポストハードコアバンドのアルバム。
かなり変則的なアプローチながらも王道的な普遍性も兼ね添えた両極性を持ったバンド。
めちゃくちゃアート性も感じるのだが、何故か力強さがバリバリに全面に出た踊り出したくなるアルバムだ。
https://weinsistband.bandcamp.com/album/we-insist-self-titled-2014

3.Swans / To Be Kind
綿密に作り込まれた究極の音の集合体でストーリーを作り上げる壮大な抒情詩であった前作"The Seer"すらも超える完璧性と統率主義の下30年以上前のSwans初期作品から続く気の遠くなるほど張り巡らされた伏線が今回収されつつある大事件をリアルタイムで体感出来ている素晴らしい瞬間に立ち会えた事をSwansに感謝します!!!
https://youtu.be/1jSdTBGhDSg

2.Moose Blood / I'll Keep You In Mind, From Time to Time
UKカンタベリー出身のエモリヴァイバルバンド1stアルバム
少しかすれた歌声と甘く切ないメロディにポップで瑞々しい疾走感…。失ったはずの青春を思い起こさせる様なノスタルジックな魅力がたっぷりと詰まった最高のデビューアルバム!
https://youtu.be/n2orDZHrGUI

1.Shellac / Dude Incredible
リビングレジェンドShellac通算5枚目となるスタジオアルバム。
個人的にかなり豊作だった2014年音楽シーンにも関わらず余裕で格の違いを感じさせてくれる貫禄。
これまでの反復長尺から成る詫び寂び的な雰囲気は控えめに、一曲の中に様々な展開を詰め込んだコンパクトかつ膨大な熱量を凝縮した衝動的な雰囲気が強い。音は更に洗練されクリアになり、初期のジャンキーな空気が薄れた分凶暴さとソリッド感は増した。アルビニの目指す理想の音がこれまでより明確に打ち出されたと感じる。
結成20年を過ぎ更に前進を続けるShellacアルビニ先生への信頼と畏敬が更に強まったアルバム。
https://youtu.be/StooJzxAfrc