イタリアのエクスペリメンタル/ポストロック/ポストハードコアバンドMashrooms。
イタリアのバンドらしい枠にはまらない曲展開、バイオリンの奏でる美しく絶妙な旋律、そしてなんと言ってもDavid Lenciプロデュース特有のグレーなポストハードコア感!やはりDavid Lenci関連はハズレが無いですね…個人的にドンピシャな作品をいつも輩出してくれます。
一曲目の"Rising Sun"冒頭の日本語歌詞凄く良いですね。誰がヴォーカルか分かりませんが…シラクーサ行ってみたくなります。
全体的にどこかダークなイメージを思い起こさせる雰囲気に、時折軽快な演奏やロックなヴォーカルが入るのが堪らないですね。結構色々な要素が絡み合っているのに、アルバム全体から感じる印象はコンパクトなモノなのが凄い。破綻せずうまくまとめられているのかな。10年代のポストロック作品ではかなり好みの作品です。