Sebadoh My Fav Tracks 50

Sebadohが9月に来日するぞーやったぞー!イヤッホー!ラリホー
今統計局から入った情報によるとSebadohが来日することによって得られる経済効果は3000億円。
全国の引き篭もりニートがこぞってライブに参加しその勢いで就職活動を開始、失業率が0%に。
Sebadohがライブを行った場所では緑が生い茂る空気が澄み切った肥沃な土地に。農業が盛んになり日本の食料自給率が80%を超える。
Lou Barlowの故郷であるデイトンには日本から純金の象が立てられ、その像の装飾をツバメが貧しい人々に分け与えて子供たちに語り継がれる童話に。
一方ロシアは真空状態の宇宙空間でも音が伝導するスペースギターを開発。勿論世界初のスペースライブはSebadohに決定。宇宙で名曲"Temporary Dream"を熱演し世界中が脱力と感動の渦に。
世界中の悩みの90%くらいがどうでも良くなる。脱力し過ぎて戦争とかまじだりぃわってなって世界平和が訪れる。
20XX年、火星からSebadohのメンバーEricのお迎えが来る。世界中のファンが悲しむ中Louとがっちり握手を交わし火星へと帰るEric。ありがとうEric!
―人類も滅亡した数万年後の未来― 
調査の為地球に降り立った異星人が一つのディスクを発見する。
「貴重な発掘物だ。この星のルーツを辿るためにも母船に戻り再生しよう。」
船に戻った異星人はディスクを再生する。アナログな音質で流れて来る音楽に彼は震えた。
掻き鳴らされるギターの音色にツギハギなメロディに弾ける様な歌声。
気が付くと宇宙服を脱ぎ捨てシャウトしている宇宙人が居た。
発掘されたディスクには古代語でこう書かれていた。
" S e b a d o h "
THE END

★リストの見方★
順位.曲名 : [収録アルバム(複数の場合あり)]作曲担当者

50. Good Things : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Sebadoh vs Helmet] lou

ローファイでがっさがさの音質だけどキャッチーなノリの一曲!

49. Decide : [The Sebadoh] jason
90年代Sebadoh後期のJasonの完成度は異常。ほぼどれも名曲です。

48. Worst Thing : [Harmacy] [Ocean EP] jason
これもJasonの熱い雄叫びがほとばしる一曲。スロウでヘヴィでかっこ良し!

47. Fantastic Disaster : [Bubble & Scrape] eric
Ericの曲はどれもチープでアシッドな曲。この脱力感がSebadohのシニカルな面を担っています。

46. Vampire : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Rocking the Forest] lou
これもGood Thingsと同じく、Sebadohで最もブチ切れたアルバム「Smash Your Head on the Punk Rock」でのインターバル的な役割の曲。

45. It's All You : [The Sebadoh] [It's All You EP] jason
硬質でポップでストレート!アルバム「The Sebadoh」のオープニングを飾るに相応しい一曲。

44.Notsur Dnuora Selcric : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Sebadoh vs Helmet] Jason
Jasonにしては珍しくかなりアシッドでダウナーな一曲。まだ加入したての頃なのでEricの影響が強い感じがします。
しかしこの曲展開はかなりかっこいいです。この頃まだ二十歳くらいだったんじゃないでしょうか?

43. Careful : [Bakesale] [Careful EP] jason
EPにもなったCareful。この頃にはもうJasonの持ち味が完全に活かされています。

42. Beauty of the Ride : [Harmacy] [Beauty of the Ride EP] lou

Louはどんな曲をやらせても最高!爆音だけどロマンチックでメロディアス!

41. Think (Let Tomorrow Bee) : [Bubble and Scrape] lou
切なくてウェッティな初期ルーらしいアコギナンバー。
コーラスはSwirlies等に在籍していた知る人ぞ知るSeana Carmody。

40. I Smell a Rat : [Harmacy] The Bags cover
パンクバンドThe Bagsのカヴァー曲。オリジナルを聴いた事無いけどかなり突っ走った演奏の曲。

39. My Own Religion : [The Freed Weed] [Weed Forestin'] lou

Louの切ない歌声にうめき声の様なバックヴォーカルがアンバランスな美しさを奏でる初期の名曲。
ここからRide the Darker Waveに繋がる展開は感動的。

38. Crystal Gypsy : [Harmacy] jason
多分この曲がSebadoh中最もハードロックっぽい曲なんじゃないでしょうか?とにかくJasonがシャウトしまくってます。
ぼくの記憶が確かならスノボーかなんかに使われる様なコンピに収録されていたと思います。

37. Bird in the Hand : [The Sebadoh] jason
この弾ける様なイントロかっこ良過ぎる!Jasonのヴォーカルもイカス!

36. Sister : [Bubble and Scrape] jason

個人的にこの曲で初めてJasonの持ち味が出て来たと思っています。
ストレートでハードで、Sebadohに無くてはならない音です。

35. Zone Doubt : [Harmacy] jason
アルバム「Harmacy」はJasonが最も本領発揮したアルバムだと思います。
ダーティーながらもどこかポップな雰囲気を醸し出すJasonらしい一曲。

34. New Worship : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Sebadoh vs Helmet] [The Freed Weed]lou
ローファイ・パンクと言うジャンルがSebadohによく使われていましたが、この曲なんかピッタリと当て嵌まる曲なんじゃないでしょうか。
テンポの移り変わりが心地良い。ハードコアなんだけどさらりと聴けるのがLouの凄い所。

33.Elixir Is Zog : [Bubble and Scrape] eric

Ericらしい真面目にやっているのかふざけているのか分からないヘロヘロでギャーギャーな曲。
しかしこのチープな脱力感が意外に心地良かったりする…。
今回の来日でエリックが居ないのは残念だな〜。

32. Truly Great Thing : [III] lou
おれの切なさゲージが振り切れるくらいLouの歌声が消え入りそうで儚い一曲です。

31. Crisis : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Rocking the Forest] eric

Ericが本気でキレたらこうなると言う一例。間違いなく全Sebadoh中で最もハードコアな曲。

30. Shit Soup : [Bakesale] jason
曲名はかなり酷いですけど、ノイジーでヘヴィでJasonのヴォーカルかっこいいです。

29. Open Ended : [Harmacy] lou
キャッチーでポップで疾走感溢れる爽やか青春ナンバー!

28. Gimmie Indie Rock : [Rocking the Forest] [Gimme Indie Rock EP] [III Extra disc (2006 Domino reissue)] lou / jason /eric
Sebadohと言ったらこの曲!って人も多いんじゃないでしょうか。インディーミュージックの代名詞的な扱いも受ける名曲。
前半のハードロックっぽいスロウテンポから、中盤は駆け抜ける様なパンクロック調に移り変わり、後半はノイジーでエクスペリメンタルな終わり方で、メンバー3人の個性が一曲で楽しめるジェット・コースターの様な一曲!

27. Mind Meld : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Rocking the Forest] bob
なんかBobが作った曲で印象的なのこれくらいしか無い…しかしこれは超名曲!
混沌にうねりまくった「Smash Your Head on the Punk Rock」のラストを締め括れるのはこの曲だけ。
ハードコアでノイジーでアシッドで、だけど儚くて切ない歌声。
Sebadohでは珍しく7分強の長尺曲だけど全然苦にならない出色の一曲。

26. Temporary Dream : [The Freed Weed] [Weed Forestin'] lou
この気の抜け方と適度なシニカルさがSebadoh。口笛とシンプルなドラムだけの演奏でこんな名曲が出来上がる。

25. Flame : [The Sebadoh] [Flame EP] lou

これはライブで物凄く聴きたい。Sebadohの曲で一番ポップな曲なんじゃないでしょうか。
シンプルなループ演奏にLouの歌声がベストマッチング!
動画の一曲目が"Flame"です。

24. Soul and Fire : [Bubble and Scrape] lou
Sebadoh流スロウコア?ポップなんだけど、ドロドロの蜂蜜みたいなメロディはどこか歪んで聴こえる不思議!
Sebadohの曲の中でもかなり異色の一曲だと思います。

23. Prince-S : [Harmacy] [Princess EP] jason
Jasonの曲の中では結構ポップな曲。若干のLou色も感じられるキャッチーで軽快なノリの曲です。
ここら辺の曲はシングルカットされまくりですね。最後のギターソロの部分がちょっとDinosaur Jr.っぽいです。

22. Social Medicine : [Rebound EP] [Bakesale Extra disc (2011 Domino reissue)] lou
めちゃくちゃムーディーで甘ったるいイントロから始まる曲。
下手したらダサイ曲になりそうだけど、Louの切ない歌声で良い感じの雰囲気。

21.Crystal Crossed : [Flame EP] [Weird EP] lou

もはや全然Sebadohっぽくない、むしろFolk Implosionの曲に近いひねくれポップ。
ここら辺になるとLouの曲はFolk Implosionと垣根が無くなっていた感じはあります。
何にしろ凄く良い曲です。

20. On Fire : [Harmacy] lou
イケイケだった当時のSebadohの雰囲気とは打って変わって、アコースティックなフォークロック調の湿っぽい演奏にLouの切なげな歌声。
このオープニング曲が無ければ「Harmacy」は名盤足りえなかったと、ただの「Bakesale」の焼き直しだったんじゃないかと思えるくらい存在感の強い一曲。

19. Weird : [The Sebadoh] [Weird EP] lou

これを聴いているともうSebadohの音って完成されちゃったんだなって思います。
メロディもテンポも展開も、メジャーから発売されてもおかしくないくらいの完成度とキャッチーさ。
下手にメジャーデビューとかするより活動休止してくれてた方が良かったのかも知れません。これより先の曲って逆に怖い。あざとくなりそうで。
いやルーたちが自由好き勝手に作った新曲は聴きたいですけど…。

18. Skull : [Bakesale] [Skull EP] lou
シングルカットされまくった曲の中でもかなりの名曲だと思います。
とにかく爽やか〜。スッと体をすり抜ける様な透明感と疾走感のある一曲!何度でも聴きたくなりますね。

17. Kath [III] : lou
「III」はスタジオ録音と宅録が入り混じっているアルバムなのでこの曲が宅録なのかどうか分かりませんが、初期のジャンクな雰囲気の曲の中ではこの曲が飛び抜けて秀逸です。
弱弱しくて不幸で、意識が消え入りそうなくらい儚い名曲。

16. Happily Divided : [Bubble & Scrape] jason
「Bakesale」以降の曲と比べると暗くて湿っぽいイメージの曲ですが、まだ曲作りも経験浅い頃なのになにこの完成度って曲。
とにかく渋い。若い頃に書いた曲の方が何故か年季を感じられると言う不思議な一曲。

15. Cliche : [Bubble and Scrape] lou

いいっす。泣けます。Louの切ない歌声とメロディがギュッと凝縮された一曲。
個人的に「Bubble and Scrape」の中ではこの曲が一番好き。Sebadohのミディアムテンポの曲の中では屈指の名曲だと思います。

14. Junk Bonds : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Rocking the Forest] jason
良いですこのジャンクフードみたいな風味。良く見たら曲名も"Junk Bonds"でなるほどそうだったと納得がいきます。
Smash Your Head on the Punk Rock」のゴミみたいな音質と、ヤングJasonの品の無さが奇跡的な融合を果たしたパンクナンバー。

13. Magnet's Coil : [Bakesale] [Magnet's Coil EP] lou
この曲聴くたびにLouって凄い天才なんじゃないかと思う。どう考えても小手先で作ってる様な感じなのに何度でも聴き返したくなる。
さりげない名曲。さりげ名曲。「Bakesale」や「Harmacy」はこのレベルの曲がごろごろしてるから感覚が麻痺しちゃうくらい。

12. Pink Moon : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Sebadoh vs Helmet] Nick Drake cover
ニック・ドレイクの名曲もSebadohにかかればゴシックなパンクナンバーに。なんじゃこりゃ!って思うくらいのアレンジ。
だけど最高にかっこいい。フォークソングがハードコアへと昇華する!

11. Ocean : [Harmacy] [Ocean EP] lou
この曲もMagnet's Coilと同じく、Louのひねくれたポップセンスが最高に輝いている名曲。
チープでキャッチーでどこかいたずらっぽい雰囲気。
なんとなくこの辺の曲の雰囲気が後々のソロ活動にも通じる部分が感じられると思います。

10. Mind Reader : [Harmacy] jason

JasonマジCOOL。イントロからしてかっこ良過ぎる。
これ聴いた時Jasonの音楽性は完成されたね、出来ちゃったねって思いましたね。
ポップな中にもひんやりとした音を差し込んでくる辺りSebadohらしいです。

9. No Different : [III] lou

初期の宅録のSebadohの曲の中じゃ一番好きな曲です。
ローファイでザラザラで埃まみれな音質だけど、凄い透明感のある瑞々しい曲。
やっぱLouのヴォーカルが凄い活きるのはこういうアコースティックでジャンキーな曲なんだなと思います。

8. God Told Me : [III] lou

全Sebadoh中最もハイテンションでぶっ飛んでいると言っても過言ではない最強の一曲!
1分9秒を一瞬で走り抜けるメンバー同士全力のかけっこ演奏!ライブでこれ聴けたら最高だろうな〜。

7. Spoiled : [III] [Kids Original Soundtrack] lou

映画「Kids」のサントラにも収録された曲。「III」の中で聴くのと、「Kids」のサントラで聴くのとではかなり印象変わります。
ノスタルジックな雰囲気を醸し出す悲しくて儚い曲。

6. Drag Down : [The Sebadoh] jason

イントロからしてゾクゾクする「The Sebadoh」のラストを飾る一曲。
ヘヴィでうねる様なギターとJasonの強烈なシャウト。めちゃくちゃかっこいいです。

5. Brand New Love : [Smash Your Head on the Punk Rock] [Sebadoh vs Helmet] [The Freed Weed] [Weed Forestin'] lou

SuperchunkやLee Ranaldoもカヴァーした名曲中の名曲!
Smash Your〜」と「Sebadoh vs Helmet」に収録されているのはセルフカヴァーバージョン。
嵐の様なノイズとLouの切ない歌声とメロディ、奇跡の様なアレンジ。何度も何度も聴き返しました。
「The Freed Weed」、「Weed Forestin'」に収録されているのがオリジナルのアコースティックバージョン。
消え入りそうな程静けさに満ちた美しい曲。どちらのバージョンも最高の出来です。

4. Soulmate : [Sebadoh vs Helmet] [The Freed Weed] [The Freed Man] lou

「Sebadoh vs Helmet」に収録されているのはセルフカヴァーバージョン。
この頃のLouの曲には"Brand New Love"や"Soulmate"の様に感情が込められた曲が幾つか見受けられます。
アルバムの雰囲気は結構陰鬱でジャンキーですが、滅茶苦茶自由に好き勝手演奏している様な高揚感があります。
この曲はそれが反映された様な、当時のLouにしては珍しくポジティブな力強さに満ちた一曲。

3. Ride the Darker Wave : [Rocking the Forest] [Gimme Indie Rock EP] [The Freed Weed] [Weed Forestin'] [III Extra disc (2006 Domino reissue)] lou

「Rocking the Forest」「Gimme Indie Rock EP」「III」のリイシューに収録されているのはセルフカヴァーバージョン。
何もかもを忘れ去らせてくれる様な能天気さで突っ切った一曲。このままこの心地良い音の波に流されてしまいたい。
「The Freed Weed」 「Weed Forestin'」に収録されているオリジナルバージョンも最高です。
"My Own Religion"からこの曲に繋がる展開は鳥肌もの。

2. Can't Give Up : [Harmacy] jason

Jasonの曲の中で一番好きな曲。めちゃくちゃ楽しんで演奏していると思います。
突き抜ける様なストレートさで力強く声高らかに歌い上げた名曲。この底抜けな明るさが本当に大好き。

1. Rebound : [Bakesale] [Rebound EP] lou / jason / bob

Sebadohを代表する一曲であり、ぼくの最も愛する一曲でもあります。
軽快なギターリフに瑞々しさ溢れる演奏にLouの透明感のある歌声。
自由で無軌道で頼りなさげでじゃれ合っている様な、耳の奥で弾ける最高の音楽。
人生で一番聴いている一曲間違いなしです。