★この夏ドライブに聴きたいアルバム10選★

なんか去年も同じなのやってた様な気もするこのコーナー。大丈夫です。今年は夏でもドライブ中限定で聴きたいアルバム10枚です!あ?企画被りじゃありません。
改造車の窓全開でウーファーガンガンに鳴らしながら目を瞑ればふっと浮かんでくる職場のゆとり世代のクソ生意気な後輩のツラをボコボコにぶち殴りたくなるフラストレーションを発散している道路交通騒音垂れ流しクソ豚野郎な貴方にぴったりな疾走感と清涼感に満ち溢れる10枚をチョイスしました!
轢き逃げだけはやめましょう。知り合いの警官に聞くところに依ると事故後の適切な処置を怠らなければ懲役は免れる場合が多いそうです。カーセックスも控えた方がいいです。車内に据えた臭いがしばらく残ります。ビバ!健全ドライブライフ!
★The Dismemberment Plan / Change

The Dismemberment Planオリジナルアルバムとしては最後の作品。軽やかなギターの音色にTravis Morrisonのヴォーカルが爽やか〜。

Guided by Voices / Isolation Drills

Guided by Voicesのメジャーレーベル作品二枚目。こんなメジャー向けな音楽作りやがってこれがまた爽やかでポップじゃねえか!個人的にGuided by Voices屈指のドライブ向けアルバムです。

★Mia Doi Todd / GEA

民族音楽的なアプローチが渋いMia Doi Toddの08年作。ネイティブな何かが目覚める様な悠久の旅。
どうでしょう?今度の週末には彼女を誘ってモンゴルの大草原を馬で駆け抜けてみては。

★Naked Raygun / Understand?

ジャケットワークが異様にかっこ良すぎるNaked Raygunの89年作。なんか近未来的な乗り物で風の中を突っ切りたくなるサイバーパンクな音楽。世紀末!

★Title Tracks / In Blank

ドライブどころか頭振り過ぎて複数の意味でクラッシュしてしまいそうな元Q and not UのJohn Davis率いるTitle Tracksのハイテンションなアルバム。スピードの出し過ぎに注意!

Mice Parade / Mice Parade

乾いた風が吹き抜けた後の気分を味わえるアルバム。スパニッシュなエッセンスはうだる様な暑さを風物詩に変えます。

The Sea and Cake / One Bedroom

夏と言えばこのバンド。去年の夏も別のアルバムで紹介しましたがこちらも大好きな作品ですね。00年代作では一番好きかも。結構肉付けもしてる頃の作品なのでジャズやポストロック風味は薄いですがポップで聴きやすいです。

★Wheat / Per Second, Per Second, Per Second... Every Second

90年代から活動していたUSインディーバンドWheatのメジャーデビュー作3rd。夏ドライブって言うか色んな局面で対応できそうな完成度の高いポップで爽やかな作品。
00年代後期以降のThe New Amsterdamsにも通じる瑞々しさを感じます。

★Sebadoh / Bakesale

毎年夏になると絶対聴きたくなるSebadoh。もはや好き過ぎて意味が分からない。
このザラザラに乾いた音質に瑞々しいヴォーカルとギターリフが堪らないです。
90年代最後のアルバム"The Sebadoh"もかなりドライブ向けな内容ですが、爽やかさではBakesaleが上ですね。

★The Promise Ring / Nothing Feels Good

これ以上に無い、景色が流れゆくのを眺めるには最高の音楽。もはや聴いているだけでリアルに風を感じることが出来ます。
いえ、クスリはやっていません。音楽の力は偉大だと言いたいのです。
90年代を語るに必要不可欠な名盤ですが、やっぱり一番のドライブアルバムと言うとThe Promise Ringのこれですね!何度聴いてもその新鮮さを損なうことがない、魔法の様な作品です。

以上、この夏ドライブに聴きたいアルバム10枚を独断でチョイスさせて頂きました。
ぼくたちはただ流れる景色を眺めていたい、スピードに身を任せて無邪気な風になってしまいたい!「俺の車土足厳禁だから」とかほざいて靴脱がせる奴、死んでください。
―完―